昨年の函館2歳Sを制したブトンドール(ユーザー提供:まどかさん)
牝馬クラシック路線はノーザンファームの生産馬が強い。過去10年を振り返ると、桜花賞とオークスでは4勝、チューリップ賞では6勝を挙げている。しかしながら、同じく桜花賞トライアルのフィリーズレビューでは僅かに1勝のみ。昨年のサブライムアンセムが2012年のアイムユアーズ以来、実に10年ぶりの勝利だった。その前となると05年のラインクラフトまで遡らなければならない。
今年は4頭のノーザンファーム生産馬が出走を予定している。中心格は昨年の函館2歳Sを制したブトンドール(牝3、栗東・池添学厩舎)。他の3頭が抽選対象だが、サブライムアンセムの半妹のイコノスタシス(牝3、美浦・古賀慎明厩舎)、舞台巧者のテンノメッセージ(牝3、栗東・高柳大輔厩舎)、武豊騎手が騎乗するランフリーバンクス(牝3、栗東・武幸四郎厩舎)と、いずれも一発を秘めている。
2連覇で相性の悪さを払しょくできるか。注目の一戦となる。
【フィリーズレビュー・ノーザンファーム生産馬の勝利】4歳牝馬特別時代を含む
99年フサイチエアデール
01年ローズバド
05年ラインクラフト
12年アイムユアーズ
22年サブライムアンセム