歴代最多勝のレジェンド、的場文男(66＝大井)が8日、大井1Rの3番人気パワポケトシで地方通算7400勝を挙げた。2月24日の大井7Rで王手をかけて8戦目。4コーナー2番手から直線を向くと楽な手応えで抜け出し押し切った。73年10月16日デビューから4万3141戦目での達成だった。

　18年8月12日、佐々木竹見元騎手の記録を更新する地方7152勝の新記録を地元大井で樹立。翌19年1月4日には7200勝。20年5月21日に7300勝をマーク。約2年10カ月を経てまたもや区切りのVに到達した。的場は「ここまで勝てたのはファンを含め本当に周りの方に感謝しかない。若いときにしっかりトレーニングしていたので乗れるんだと思う。今は逆にしないで疲れを残さないようにしてコンディションを整えている。体が続く限り頑張ります」と気持ちを新たにしていた。また、8日は8、11Rでも勝利を挙げ、次の区切りへ早くも白星を積み上げた。