◆第37回ファルコンS・G3(3月18日、中京・芝1400メートル)
バグラダス(牡3歳、美浦・嘉藤貴行厩舎、父マジェスティックウォリアー)が1ハロン短縮なら好勝負だ。前走はマイルの朝日杯FSで5着に健闘。好スタートから、道中は内ラチ沿いで勝った
ドルチェモアを前に置いて運ぶセンスのいい競馬ぶりで、最後の直線でもインから末脚をしぶとく伸ばしたように、マイルも守備範囲だとは思う。
ただ、重賞級と戦うにはもう少し短い距離の方がポテンシャルをフルに発揮できる条件だろう。2走前には東京芝1400メートル戦でV。今回と同じ左回りでも結果を出し、初めての控える競馬にも柔軟に対応した点にセンスの高さがうかがえた。
血統的にも母の
メジェルダは15年ファンタジーS2着馬で、祖母も5、6ハロンで3勝を挙げる
スピード色が濃い。その受け継がれる速力を、7ハロンのためる競馬で爆発させれば突き抜けるイメージが沸いている。(イシゴー)