昨年の京阪杯で重賞初制覇したトウシンマカオ(ユーザー提供:にっしゃんさん)
ビッグアーサー産駒の
トウシンマカオ(牡4、美浦・高柳瑞樹厩舎)が高松宮記念(4歳上・GI・中京芝1200m)で父子制覇に挑む。
父
ビッグアーサーは16年高松宮記念の覇者。今となっては意外に思われるかもしれないが、デビューは3歳4月と遅く、5歳時の高松宮記念が重賞初制覇だった。対照的に息子の
トウシンマカオは早くから素質を示し、2歳8月にデビュー勝ち。重賞ではワンパンチ足りないレースが続いたものの、父の産駒らしくス
プリント路線に転じて素質が開花した。
前々走の京阪杯で重賞初制覇を果たすと、前走の
シルクロードSも0秒5差の4着。圧倒的に不利な大外枠だったこと、さらには58.5kgを背負っていたことを考慮すれば、十分に力を示す内容だった。
これまでに高松宮記念の父子制覇は00年キングヘイロー&09年
ローレルゲレイロ、13年
ロードカナロア&21年
ダノンスマッシュの僅か2回しかない。曾祖父サクラユタカオー、祖父サクラバクシンオー、父
ビッグアーサーに続く父系4代GI制覇との“ダブル偉業達成”を期待したい。