【高松宮記念予想】斤量もポイント! 春のスプリント王決定戦は昨年のリベンジマッチ?

2023年03月26日 06:35

ジョッキーを悩ませる程のスピードを持つメイケイエール(撮影:下野雄規)

 春のスプリント王決定戦だが、過去10年間で1番人気馬は【2-1-2-5】とやや苦戦傾向。舞台となる中京競馬場芝1200m戦はスタートしてすぐなだらかな上り坂のあと4角までは下り坂。そのため逃げ、先行馬にとっては息を入れにくいコース形態になっている。最後の直線は約400m。最後の240mは平坦コースだが、直線の入り口には高低差2.0mの急坂が設けられており、タフなコースだ。今回は昨年の上位馬が顔を揃えた1戦となったが、1kgの斤量増がポイントになるかもしれない。

 ◎メイケイエールはファンタジーS、そしてセントウルSのレコード勝ちなど重賞6勝のスピード馬。そのあふれるスピードは、時にジョッキーを悩ませる諸刃の剣的な側面も持つが、それでも大きく負けたのは出遅れて自分の競馬ができなかった桜花賞と、レコード勝ちから中2週で挑んだスプリンターズSくらい。左回りは中京競馬場での3勝含め【3-0-0-1】で、その唯一の着外は17番枠を引いた昨年の高松宮記念で、このときも勝ち馬から0秒1差5着だった。今回は昨年の香港スプリント以来となるが、休み明けを苦にするタイプではなく、昨年の雪辱を期している。

 〇ロータスランドは一昨年のサマーマイルシリーズ優勝馬で、昨年の2着馬。昨年は、条件馬時代も含めて初のスプリント戦だったが、持ち前のスピードを生かしてレースの流れにのり、外に進路を確保したあとは力強く伸びてインを抜け出した勝ち馬に迫った。今回は、それ以来のスプリント戦となるが、56kgは昨年の京都牝馬Sで勝利経験があり、前走でも経験済み。再びあっと言わせてほしい。

 ▲ナランフレグは昨年の優勝馬。秋のスプリンターズSでもメンバー最速の上りタイムを繰り出して0.2秒差3着まで押し上げているのだから短距離適性は高い。前走は海外帰りの1戦で馬体重プラス15kg。さすがに伸び切れなかったが、それでも0.7秒差なら必要以上に悲観することもない。中京競馬場は【2-3-2-1】。58kgは昨年の安田記念で経験しており、この時は9着だったとはいえ0.4秒差なら大きく割り引く必要もなさそうだ。

 △トゥラヴェスーラは昨年の4着馬で、阪急杯2着、京王杯スプリングC2着。強烈な末脚と馬群を割れる根性が武器。昨年は勝ち馬どほぼ同位置から伸びて勝利をつかみかけたがゴール前で内、外から交わされてしまったのはレース中に発症したという鼻出血の影響か。8歳馬とはいえ2度の長期休養があって年齢の割にはキャリアは少ない。

 △ナムラクレアはシルクロードS優勝馬。56.5kgを背負って苦しい場面もあったが、それでも最後は力のある所を示している。

 4連勝中の△アグリと、前走の勝ち方が印象的な△ヴェントヴォーチェを押さえておきたい。

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