1日、新潟競馬場で行われた新潟ジャンプS(3歳上、JGIII・芝3250m)は、穂苅寿彦騎手騎乗の1番人気
ミヤビペルセウス(牡7、美浦・戸田博文厩舎)が終始好位で安定した飛越を披露。抜群の手応えで4コーナーへ進むと、直線で力強く伸びて7番人気
ノボライトニングに4馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは3分32秒4(良)。さらにアタマ差の3着には3番人気
デンコウグリーンが入った。
勝った
ミヤビペルセウスは、父バブルガムフェロー、母は87年中山牝馬S(GIII)3着などJRA5勝を挙げた
スリードーター(その父サンプリンス)という血統。叔父に87年天皇賞・秋などGI・3勝のニッポーテイオー、叔母に87年エリザベス女王杯(GI)を勝った
タレンティドガールがいる。
02年9月にデビューし、9戦目に初勝利。その後3勝を挙げ、06年に障害入り。転向2戦目に障害初勝利を挙げた。その後は大敗が続いていたが、前々走の障害OPで勝利を挙げると、前走の障害OPも圧勝。3度目の重賞挑戦で初タイトルを獲得した。通算成績47戦8勝(うち障害10戦4勝、重賞1勝)。
鞍上の穂苅寿彦騎手は昨年の
ストームセイコーに続くこのレース連覇で、JRA重賞はそれ以来の通算2勝目。管理する戸田博文調教師は
ゴールドアグリで制した昨年の新潟2歳S(GIII)以来のJRA重賞制覇で通算4勝目となった。
また、この勝利がバブルガムフェロー産駒のJRA重賞初勝利。交流重賞では
マイネルボウノット(佐賀記念-交流GIII)、
アッパレアッパレ(名古屋グランプリ-交流GII)などが活躍している。