千葉県印旛郡のJBBA日本軽種馬協会下総種馬場に繋養されていたヒシアケボノ(牡15)が8月27日、茨城県の東京大学農学部付属牧場へと移動した。
同馬は父Woodman、母Mysteries(その父Seattle Slew)という血統の米国産馬。半弟に99年アベイユドロンシャン賞(仏G1)、00年ジュライC(英G1)などを勝ったアグネスワールド(父Danzig)がいる。
94年11月のデビューから初勝利まで6戦を要したが、そこから4連勝でオープンまで駆け上がると、95年スワンS(GII)をレコードタイムで制して重賞初制覇。その後も550kgを超える巨大な馬体とスピードを武器に活躍し、95年スプリンターズ(GI)を快勝して、同年のJRA最優秀短距離馬に選出された。97年暮れに30戦6勝(うち地方1戦0勝、重賞2勝)で引退するまで短距離界で活躍を見せた。
種牡馬としては活躍馬に恵まていないが、8月31日現在で産駒はJRAで15勝をあげている。