【アンタレスS予想】上半期のダート王者決定戦へ繋がるステップレース

2023年04月16日 06:35

アンタレスSに出走予定のヴァンヤール(c)netkeiba.com

 5月に行われる平安Sとともに帝王賞へと向かう重要なステップレースで、別定重量で行われるGIII競走。とはいえ一昨年はテーオーケインズがここをステップに帝王賞、チャンピオンズCを勝ち、昨年は59kgを背負ったオメガパフュームが貫録を示している。過去10年間で1番人気馬は【4-2-1-3】で、3番人気以内が【8-7-5-10】と堅調傾向。ローテーションでいえば名古屋大賞典をステップに挑む馬が過去10年で4勝と好相性を示しているが、今年はそのローテーションで挑むのはケイアイパープルのみだ。

 ◎ヴァンヤールは名古屋城S2着。東海ステークスは発走直後につまずいて落馬、競走中止の憂き目にあったが、立て直された前走は好位のインを手応えよく進み、包まれそうになりながらも一瞬の隙をついて鋭く伸びた。蹄不安により出走が遅れてしまったが、2歳12月の新馬戦で2着となったように、早くから能力を認められていた馬。名古屋競馬できっかけをつかんだ後はJRAに戻り4戦して3勝。さすがオープンに上がってからは思うような競馬が出来なかったが、それでも大きく崩れることなく着実に力をつけてきた。注目したい。

 〇プロミストウォリアは東海ステークスの覇者。度重なる骨折のために6歳にしてキャリア7戦だが5勝はすごい。とくに前走の東海Sは2着ハギノアレグリアスが名古屋大賞典を、3着ハヤブサナンデクンがマーチSを勝つレベルの高い1戦だった。逃げるのがベストだが、逃げなくても競馬ができる馬。勝てば、ダート王が見えてくる。

 ▲カフジオクタゴンは昨年のレパードS優勝馬。前走マーチSは5着だったとはいえ、当時はプラス16kg増。超がつくような大型馬とはいえ、休み明けを感じさせる数字だった。レースも決して有利とはいえない外枠からポジションをとるために脚を使わざるを得なかった。それでも勝ち馬から0.3秒差なら悪くない。条件馬時代とは言えば阪神コースは【2-2-0-0】で、2勝はいずれも1800m以上。地の利はありそうだ。

 △ヴァルツァーシャルは総武S2着馬。デビューから大崩れなくオープンまで上がってきた馬だが、前走マーチSはゲートでそわそわしているときにゲートが切られて出遅れてリズムを崩した。不良馬場だっただけに致命的だった。改めて見直したい。

 △フルデプスリーダーはエルムS優勝馬。前走の武蔵野Sは東京ダートマイルの1番枠では致命的ともいえる出遅れだった。今回もゲートがカギになりそうだ。みやこSに勝って東京大賞典4着△サンライズホープもまだ見限ることはできない。

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