9日、中山競馬場で行われた京成杯オータムH(3歳上、GIII・芝1600m)は、田中勝春騎手騎乗の2番人気{horse=2002100866:キングストレイル}(牡5、美浦・藤沢和雄厩舎)が、好位の内から直線に向き、残り200mあたりで先頭に立つとリードを広げ、4番人気カンファーベストに1.3/4馬身差をつけて完勝した。勝ちタイムは1分32秒6(良)。さらに3/4馬身差の3着には1番人気マイネルシーガルが入った。
勝ったキングストレイルは、父サンデーサイレンス、母はJRA5勝のサンタフェトレイル(その父ノーザンテースト)という血統。伯母に93年マイルCS(GI)など重賞6勝のシンコウラブリイ、伯父に97年エプソムC(GIII)を勝ったタイキマーシャル、叔母に03年京都牝馬S(GIII)を勝ったハッピーパスがいる。
04年8月の札幌でデビュー勝ち。04年京王杯2歳S(GII)2着以来、約10か月ぶりの実戦となった05年セントライト記念(GII)で重賞初制覇を飾った。その後は勝ち星から遠ざかっていたが、前走の東風S(OP、中山・芝1600m)で3勝目。今回がそれ以来約半年ぶりの出走だった。通算成績16戦4勝(重賞2勝)。
鞍上の田中勝春騎手はエイシンデピュティで制したエプソムC(GIII)に続く今年のJRA重賞5勝目で、通算41勝目。管理する藤沢和雄調教師はフライングアップルで制したスプリングS(GII)に続く今年のJRA重賞3勝目で、通算では79勝目となった。