今週から約2年半ぶりの京都開催。リニューアルされた姿がお披露目されます。
関東圏も中山から東京へと替わり、「東京・京都・福島」の3場。GIシリーズはひと休みで、重賞は土曜日に福島競馬場で福島牝馬S(GIII・福島・芝1800m)、日曜日には東京競馬場でフローラS(GII・東京・芝2000m)、京都競馬場でマイラーズカップ(GII・京都・芝1600m)が行われます。
毎週、重賞での激走馬をAIが予想するこのコーナー。今週は注目の京都競馬場を舞台に行われるマイラーズCをピックアップ。膨大なデータを駆使したnetkeibaオリジナルAIが、絶好の狙い馬を探します。
月曜日現在、登録馬は16頭。開幕週となるマイル戦で、スピードを競う興味深い一戦となりそうです。
現在、上位人気が予想されるのは、まずは21年のNHKマイルCを勝利したシュネルマイスター(牡5・美浦・手塚厩舎)でしょう。同馬はその後も芝マイルのGIで2着2回、3着1回という好成績。鞍上はC.ルメールを予定しており、厩舎は先週の皐月賞をソールオリエンスで制して勢いに乗る手塚厩舎です。
対するは、2勝クラスから前走のリステッド競走まで、芝のマイル戦を3連勝中のジャスティンスカイ(牡4・栗東・友道厩舎)。まだ芝マイル戦は負けなしの一頭で、鞍上が現在リーディングトップの川田将雅騎手を予定していることからも人気になりそうです。
そして、昨年のマイラーズC勝ち馬・ソウルラッシュ(牡5・栗東・池江厩舎)。前走マイルCS(GI・阪神・芝1600m)では4着と敗れましたが、今回は休み明けという事で状態面がポイントとなりそうです。
さらには、昨年の菊花賞で1番人気に支持されていたガイアフォース(牡4・栗東・杉山晴厩舎)。同じく明け4歳で芝マイル重賞で実績を残すマテンロウオリオン(牡4・栗東・昆厩舎)。2走前の京都金杯(GIII・中京・芝1600m)で2着になっているエアロロノア(牡6・栗東・笹田厩舎)。ほかにもキングエルメス(牡4・栗東・矢作厩舎)、ビーアストニッシド(牡4・栗東・飯田雄厩舎)など、スピード自慢の馬たちが熱戦を繰り広げます。
【能力上位で妙味あり】
予想はすべてAI任せ。枠順や当日の馬場状態予測を反映していない現時点のものとなりますが、人間の気持ちが入らない分「まさか」と思えるような穴馬を選出することもあります。
月曜日時点でAIが選出してきた本命はソウルラッシュでした。
同馬は父ルーラーシップ・母エターナルブーケ(母父マンハッタンカフェ)という血統。前述したように、昨年のマイラーズCを6番人気で勝っている馬です。
これまでの成績は、13戦5勝[5-1-0-7]。今回も鞍上は、ここ2戦で手綱を握る松山弘平騎手が予定されています。
同馬は、20年12月の2歳新馬戦(中京・芝2000m)で優勝。その後は3歳の後半まで1勝クラスを勝ちきれず5戦を費やします。
変化が表れたのは、3歳12月に出走した中京1勝クラスの初マイル。ここでは中団につけて、最速の脚を使って快勝しています。
その後も芝のマイル戦を使い、中山競馬場で2勝クラス、3勝クラスと連勝。昨年のマイラーズCでは6番人気ながら1着となり、4連勝を飾っています。
続く安田記念(GI・東京・芝1600m)では13着に敗れましたが、昨年秋は富士S(GII・東京・芝1600m)2着、マイルCS(GI・阪神・芝1600m)4着と復調気配。今回は約5カ月ぶりの実戦となりますが、得意のマイル戦ですから状態次第では連覇も十分に可能でしょう。
あとは、出走メンバー・鞍上・枠順などが確定した後、AIがどのようなジャッジを下すのか…。レース直前のAI予想最終判断もお楽しみに!
(netkeiba編集部)