末脚自慢のティファニードンナ(昨年12月撮影、ユーザー提供:佐渡丸さん)
北村宏司騎手が5年ぶりのJRA重賞制覇をかけて、フローラステークス(3歳牝・GII・芝2000m)にティファニードンナ(牝3、美浦・木村哲也厩舎)で参戦する。
北村騎手はデビュー25年目のベテラン。これまでJRAで重賞34勝を含む1421勝を挙げている。ただ、18年の関屋記念をプリモシーンで制して以降、重賞では未勝利。3月26日のマーチS(カフジオクタゴン5着)で連敗は「101」に伸びてしまった。
連敗ストップをかけて、フローラSではティファニードンナと初コンビを組む。昨年9月のデビュー戦を快勝。続くひいらぎ賞でもメンバー中最速タイとなる上がり3F34秒5を繰り出し、0秒3差の3着に食い込んだ素質馬だ。北村騎手はフローラSと相性が良く、07年にイクスキューズで3着、08年にカレイジャスミンで2着。過去8回の騎乗のうち、6回で人気以上の着順に導いている。パートナーの持ち味をフルに引き出し、5年ぶりのタイトルを手にしたい。