栗東坂路で余力十分ながら力強い動きを見せたソーダズリング
「フ
ローラS・G2」(23日、東京)
大舞台への強い思いとともに、しなやかなフォームで駆け上がった。未勝利戦を快勝して挑む
ソーダズリングは19日、栗東坂路で併せ馬。手応えに余裕を残しながら僚馬
ピノクル(7歳2勝クラス)と併入した。1週前に同じく坂路で4F50秒7の好時計を刻んでおり、抑えを利かせての4F54秒6-39秒4-12秒4はシナリオ通りだ。
「先週やっていますから予定通り馬なりで。長距離輸送は初ですから、そのあたりを考慮しての仕上げ。ケイコも抜群に動きますし、オーバーワークにならないようにしないと」。見届けた音無師は順調さを強調。さらに「最後の直線だけ競馬をするイメージで」と実戦を想定し、期待を膨らませた。全2走はメンバー最速の上がりタイムを記録。末脚の精度は抜群に高い。
母は桜花賞3着の
ソーマジック。半兄
ソーヴァリアントはチャレンジC連覇、半姉
マジックキャッスルは愛知杯を勝ち、秋華賞では2着に入った。活力ある牝系で父はハーツクライ。血統背景を含め、大きな伸びしろを感じずにはいられない。