3場揃って芝ダートともに良馬場となる。東京は開幕週。例年の傾向を見ると、芝はペース次第で差し馬にも出番あり。ただ、ペースが落ち着くことが多く、結果的に前&内で運んだ馬の好走が目立っている。穴なら単騎逃げが見込める馬、あるいは内枠から先行できる馬だろう。ダートは地力重視。中山で苦戦した東京巧者の巻き返しに注意したい。

　京都の芝は2年半ぶりとあって、やってみないと分からない面はあるが、普通に考えれば高速決着。前で運んだ馬は止まらないだろう。差し馬は外々を回すと厳しく、内〜中枠からロスなく運んでどこまで…というイメージ。ダートも基本的には前有利。ただ、上級クラスでペースが流れれば差しも決まる。

　福島の芝はBコース替わり。ただ、JRAの発表では「コース全体の内柵沿いにカバーしきれなかった傷み」が残っているとのこと。ならば、良馬場にしては時計が遅めで、外からの差しも決まりそう。ダートはS〜Mペースなら先行決着になる。

【注目馬】
東京10R・ファロロジー…休み明けの昇級戦は楽ではないが、東京芝1400mはベスト。開幕週で有利な内枠も引けたので、一発があっても不思議ない。

京都3R・スマートメイプル…京都芝1200mは圧倒的に内&前有利。このメンバー構成、この枠ならハナ濃厚だけに押し切りを期待したい。

福島11R・ホウオウエミーズ…時計がかかってこそなので、今の福島芝はぴったり。1800mもベストなので、待望の重賞タイトルに手が届いていい。