1回福島では7勝を挙げた永島まなみ騎手(20)=栗東・高橋康厩舎=がJRAでは女性2人目となる開催リーディングに輝いた。
1Rから永島の手腕がさえた。
キイロノトマトで好発を決め、徐々にポジションアップ。直線逃げ粘るケレスを残り100メートルから楽に差し切った。6Rも勝って一日2勝で1回福島7勝とし、19年3回新潟の藤田菜七子以来、女性2人目の開催リーディングに輝き「たくさん乗せてもらって学ばせていただいているおかげです」と初タイトルを喜んだ。
前日22日まで5勝で並んでいた菱田と最後まで争った。3Rで勝利数で並ばれ、6Rは単勝1・7倍と断然人気の
タロントゥーズ。迷いなく逃げると、4角手前から後続を引き離し8馬身差の圧勝。それでも「きょうも直線で詰まったりする部分もあったので、さらに精進して先を読む技術などをさらに磨いていきたい」と気を引き締めた。
1回福島で【7・8・1・2・5】と開催6日間で41鞍に騎乗し、騎乗数40回以上では勝率17・1%、複勝率39・0%と1位。身の回りをサポートする「
バレット」は姉のみなみさんで「毎週ついてきてもらって感謝しないといけないですね」。昨年は21勝だったが今年は既に14勝。“開催女王”を弾みにさらに加速していく。(石行 佑介)