アザレア賞を制したサヴォーナ(牡3、栗東・中竹和也厩舎)が青葉賞(3歳・GII・芝2400m)で重賞初制覇を狙う。

　青葉賞、そしてダービーを意識したローテーションを組まれてきた。この世代の2400mの特別3戦にフル参戦。ゆりかもめ賞、ゆきやなぎ賞は2着に敗れたが、前走のアザレア賞で待望の2勝目をゲット。残り200mで先頭に立ってからフラつく若さを見せた分、ブレイヴロッカーには詰め寄られたが、着差以上の完勝だった。大型馬らしく一戦ごとにレースぶりは向上。ゆりかもめ賞ではスキルヴィングに3馬身差の完敗を喫しているが、その差がどこまで詰まるのか、あるいは逆転できるのか、楽しみは尽きない。

　データの後押しもある。アザレア賞の勝ち馬は青葉賞に強く、近10年で[3-0-1-3]の好成績。15年から17年にかけてはレーヴミストラル、ヴァンキッシュラン、アドミラブルで3連覇を達成している。他馬を圧倒する距離経験を味方に、一気に重賞タイトルをつかみ取りたい。