ヴィクトリアMに出走予定のソダシ(写真内、撮影:井内利彰)
マイルCS後は休養を挟み、3月9日に栗東へ帰厩しているソダシ(栗東・須貝尚介厩舎)。今朝26日は次走予定のヴィクトリアマイル(5月14日・東京芝1600m)に向けての2週前追い切りを行っている。
1回目のハローが終了した時間帯に、レースでの騎乗が予定されているD.レーン騎手が跨っての併せ馬。フォルテデイマルミとともにCWへ入場したが、変な気負いがなく、適度に気持ちが乗っているという意味では、すごくバランスのよい精神状態なんだろうなという印象を受ける。
道中は3馬身弱追走するような形だったが、ラップが速めだったこともあってか、行きたがるような素振りは全くない。むしろ、水分をたっぷり含んだ重めのウッドチップを確実に踏み締めながら、前進していくという走り。4コーナーは馬場の中央あたりを通って、前に並びかけていこうと加速していた。
最後の直線に向くと、楽な手応えで前に並びかける。相手もなんとか食い下がったので、ゴールでは僅かにソダシが先着したかなという程度だったが、手応えの差は歴然としていた。
時計は6F81.0〜5F65.2〜4F50.4〜3F36.1〜2F23.0〜1F11.6秒。少し内を回ったことはあるが、3F時計はこの日の3位タイの数字。先週までに比べると重たい馬場でこの時計が出た動きを見ると、いよいよレースが近づいてきた、といった感じがする。
(取材・文:井内利彰)