17日、札幌競馬場で行われたエルムS(3歳上、GIII・ダート1700m)は、池添謙一騎手騎乗の2番人気
メイショウトウコン(牡5、栗東・安田伊佐夫厩舎)が、中団追走から3コーナー過ぎで一気に捲くっていくと、直線では後続を楽に突き放し、3番人気
マコトスパルビエロに3.1/2馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分43秒3(稍重)。さらにハナ差の3着には1番人気の
ロングプライドが入った。
勝った
メイショウトウコンは、父マヤノトップガン、母ルナースフィア(その父ジェイドロバリー)という血統。04年12月のデビューから13戦目で初勝利。初ダート戦となった06年8月の3歳上500万下(札幌・ダート1700m)で2勝目を挙げてから一変。今年1月に平安S(GIII・ダート1800m)で初重賞制覇を果たすと、5月の東海S(GII・ダート2300m)で重賞2勝目を挙げた。その後、ブリーダーズゴールドC(交流GII)に出走を予定していたが、馬インフルエンザの影響で、JRA施設内からの移動が防疫上の理由により制限されたため、競走除外となっていた。通算成績27戦7勝(重賞3勝)。
鞍上の池添謙一騎手は昨年の京都大賞典(GII、
スイープトウショウ)以来のJRA重賞制覇で通算23勝目。管理する安田伊佐夫調教師は
メイショウトウコンで制した今年の東海S以来のJRA重賞制覇で今年3勝目、通算24勝目となった。