◆第68回京王杯スプリングC・G2(5月13日、東京・芝1400メートル、良)

　1着馬に安田記念(6月4日、東京)の優先出走権が与えられる重賞は18頭立てで争われ、2番人気のレッドモンレーヴ(牡4歳、美浦・蛯名正義厩舎、父ロードカナロア)が横山和生騎手を背に、直線で外から鮮やかに差し切った。昨年3月に開業した蛯名正調教師はうれしい重賞初制覇を飾った。勝ち時計は、1分20秒3。

　半馬身差2着に7番人気のウインマーベル(松山弘平騎手)、さらに首差の3着に6番人気のダディーズビビッド(浜中俊騎手)が続いた。

　ルメール騎手(アヴェラーレ＝4着)「反応が遅かったですが最後はよく伸びてくれた。ただ、外枠が厳しかった」

　横山武騎手(レイモンドバローズ＝5着)「きょうは素晴らしい馬たちがそろっている中、レースレベルが高かった中でも5着と健闘してくれました。馬っぷりなども成長が感じられたしすごくいい雰囲気でした。立ち回りとしてもいい位置に入ることができてそこで収まりがついたし、勝てはしませんでしたが内容としては文句なしだったと思います」

　レーン騎手(ゾンニッヒ＝6着)「いいポジションでリズム良く運ぶことができて手応えも良かったです。直線で勝てる自信はあったけど追い出してから最後の脚が甘かった」

　北村宏騎手(ホープフルサイン＝9着)「集中力を切らさないように馬込みの中に入れて運びました。最後も着順ほど負けていないし差がないところまで来ているので、展開次第でいいところがあると思う」

　菅原明騎手(ミッキーブリランテ＝10着)「本当はもっと前に行きたかったんですが後ろからになりました。直線では伸びてくる馬たちについていきたかった勝ち馬に寄られて引っ張る場面があって追えなくなりました」

　丹内騎手(トゥラヴェスーラ＝12着)「ダノンスコーピオンの後ろにつけて運べたんですが前が開かなかった」

　柴田善騎手(グラスミヤラビ＝13着)「馬の調子は良かった。重賞でG1を目指す馬もいたのでこの馬も脚は使っているけど厳しかった。ただ、そこまで負けた訳じゃないしこれから力をつけていってくれれば」

　西村淳騎手(ベレヌス＝14着)「この子の競馬はできたけど直線で疲れてしまった」