5月28日に東京競馬場で行われる日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)。世代の頂点を決める熱き戦いにスキルヴィング(牡3、美浦・木村哲也厩舎)がC.ルメール騎手とのコンビで挑む。
スキルヴィングは父キタサンブラック、母ロスヴァイセ、母の父シンボリクリスエスという血統。3代母は名繁殖ソニンクで、一族にはソングラインやディアドラ、09年の日本ダービー馬ロジユニヴァースなどがいる。
昨年10月に東京競馬場の2歳新馬戦でデビュー。後のニュージーランドT覇者エエヤンには先着を果たすも、後に再戦することとなるヒシタイカンにクビ差及ばす2着に敗れた。その後未勝利戦を3馬身差で快勝すると、ダービーと同舞台で行われたゆりかもめ賞を単勝1.5倍の圧倒的支持に応え完勝した。
連勝で挑んだ青葉賞では、新馬戦で敗れたヒシタイカン、デビュー戦8馬身差Vのハーツコンチェルトなど強力メンバーが揃うなか単勝1.7倍の支持を受け、後方待機から大外一気で差し切り勝ち。3連勝でダービーへの切符を掴んでみせた。通算成績は4戦3勝。
当馬の母父シンボリクリスエスも届かなかった青葉賞1着からのダービー制覇。「青葉賞馬はダービーを勝てない」ジンクスに終止符を打つことができるのか。遅れてきたもう1頭のキタサンブラック産駒に注目だ。