23日、中山競馬場で行われたオールカマー(3歳上、GII・芝2200m)は、蛯名正義騎手騎乗の1番人気{horse=2003104570:マツリダゴッホ}(牡4、美浦・国枝栄厩舎)が中団追走から、先に抜け出した5番人気シルクネクサスをゴール寸前で交わし、1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分12秒5(良)。さらに2.1/2馬身差の3着に7番人気エリモハリアーが入った。
勝ったマツリダゴッホは父サンデーサイレンス、母ペイパーレイン(その父Bel Bolide)という血統。叔父に99年菊花賞(GI)など重賞7勝のナリタトップロードがいる。
05年8月のデビュー戦(札幌・芝1800m)を7馬身差で圧勝し期待されたものの、青葉賞(GII)4着、セントライト記念(GII)落馬でクラシックには乗れず、今年のAJCC(GII)で2着に5馬身差をつける圧勝を見せ重賞初制覇。その後は日経賞(GII)3着、天皇賞・春(GI)11着と敗れ、約4か月ぶりの前走・札幌記念(GII)も1番人気に推されながら7着だった。通算成績14戦6勝(重賞2勝)。
鞍上の蛯名正義騎手は新潟2歳S(GIII、エフティマイア)に続くJRA重賞制覇で今年4勝目、通算76勝目。管理する国枝栄調教師はキーンランドC(GIII、クーヴェルチュール)に続くJRA重賞制覇で今年4勝目、通算11勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。