【葵S】モズメイメイ 重賞2勝目まるでショットガン! ロケットスタート 武豊ダービー前に弾み 

2023年05月28日 06:00

 超抜スタートから押し切ったモズメイメイ(左)=撮影・石湯恒介

 「葵S・G3」(27日、京都)

 スプリント界に新星誕生だ。3歳短距離王を決める初夏の戦いは、初めて1200メートル戦に起用されたモズメイメイが驚異のスピードで逃げ切りV。ゴール前で迫った上位人気のルガルビッグシーザーを1分7秒1のレースレコードで封じ込め、チューリップ賞に続く重賞2勝目を飾った。

 スタートから独壇場だった。ゲートが開くと同時に、ショットガンのように反応。労せず1馬身のリードを取ると、そのまま影をも踏まさず押し切った。新生・淀では初めてとなる重賞タイトルを手にした武豊は「初めて乗った時から“先々はスプリント路線かな”と。逃げるつもりはなかったです。前半のアドバンテージが生きましたね」と笑顔。続けて「勝てて良かったですし、あした(28日)はいよいよダービー。またインタビューしてもらえるように頑張りたいです」と、昨年に続く自身7回目の栄冠を意識した。

 見守った音無師は「フライングだね(笑)」と、誰もが目を疑ったロケットスタートにおどけた。「桜花賞も使ったし、とりあえず夏休み」と今後についてはノープランを強調したが、当然スプリンターズS(10月1日・中山)が視界に入るだろう。同じ勝負服のモズスーパーフレアをほうふつさせる快速娘が、さらなる栄光に向かって走り続ける。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。