29日、阪神競馬場で行われたシリウスS(3歳上、GIII・ダート2000m)は、中団の内を追走した福永祐一騎手騎乗の1番人気{horse=2004104693:ドラゴンファイヤー}(牡3、美浦・久保田貴士厩舎)が、直線で馬群を縫って伸びると、抜け出しにかかった6番人気ラッキーブレイクを内から1馬身差交わして優勝した。勝ちタイムは2分05秒1(良)。さらに3/4馬身差の3着には5番人気ワンダースピードが入り、昨年のJCダート(GI)を勝って以来の出走となった2番人気アロンダイトは4着だった。
勝ったドラゴンファイヤーは、父ブライアンズタイム、母がJRA1勝のマジカルウーマン(その父パラダイスクリーク)という血統。全兄に昨年のユニコーンS(GIII)を勝ったナイキアースワーク(牡4、船橋・川島正行厩舎)がいる。04年のセレクトセール当歳にて3800万円(税抜)で落札されている。
昨年11月のデビューから2戦目で初勝利。今年5月の3歳500万下(東京・ダート1600m)を5馬身差で圧勝して2勝目を挙げると、続くユニコーンS(GIII)はゲート内で暴れた際に右寛跛行を発症して競走除外となったが、初の古馬挑戦となった麒麟山特別(1000万下)、さらに前走のオークランドRCT(1600万下)と連勝しており、今回が4連勝での重賞初制覇となった。通算成績8戦5勝(重賞1勝)。
鞍上の福永祐一騎手は、関屋記念(GIII、カンパニー)に続く重賞制覇で今年4勝目、通算62勝目。管理する久保田貴士調教師はプロキオンS(GIII、ワイルドワンダー)に続くJRA重賞制覇で通算3勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。