競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
今週は平田厩舎の2歳馬に注目したい。ダイワメジャー産駒の
ポエットリー(牝、母ブギーダモーレ)は歩様があまり良くなかったので、いったん放牧に出して立て直すことになった。師は「ポテンシャルは高そう。気難しい面があるので、あまりせかさずに育てていきたい。印象としては芝の1600m前後が合いそう」とコメントした。
新種牡馬
スワーヴリチャード産駒の
ベレンガリア(牝、母レザニティエ)は18日の阪神芝1600mを今村Jで予定している。「乗り味がいいね。(ケイコで)時計も出ているし、初戦から楽しみ」と初陣Vを期待した。
エマロア(牝、父
ロードカナロア、母エマノン)は僚馬
エマヌエーレの全妹。7月23日の中京芝2000mを、兄にも3回騎乗している和田竜Jで予定。師は「跳びが大きくて、乗り味がいい。この血統の特徴を分かってくれている騎手だからね」と期待を寄せた。
オルフェーヴル産駒の
ルクスノア(牝、母サトノアリシア)は、7月22日の中京芝1600mを永島Jで予定。師は「やや
テンションは高めだけど、バネがあってとてもいい馬。鞍上もケイコにまたがって褒めてくれているからね」と好感触だ。永島Jに感触を聞いたところ「いい前進気勢があります。少し我の強さは感じますが、体の
バランスが良くて、とてもしっかりとしたつくりをしています」と、かなりの手応えをつかんだ様子。今後の成長が楽しみな一頭だ。(馬サブロー栗東支局・塩手)