阪神5Rを制したアトロルーベンスと団野騎手(カメラ・山下優)
6月4日の阪神5R・2歳新馬(芝1400メートル、8頭立て)は単勝1番人気の
アトロルーベンス(牝2歳、栗東・高野友和厩舎、父
リアルスティール)が2着の
チカッパ(和田竜二騎手)に1馬身差をつけ、完勝でデビュー戦を飾った。勝ち時計は1分24秒4(良)。
道中は4コーナー5番手からの追走。直線に向くと、外からしっかりと脚を伸ばし、危なげのない勝ちっぷりだった。同馬は
2018年の
エプソムC、2020年の関屋記念を勝った
サトノアーサーの半妹。騎乗した団野大成騎手は「ゲートは出たんですが、1枠1番で(内側の)車を見て外に張るところがありましたが、その後のリカバリーはうまくいきました。ポジションの下がったところからでも脚を使ってくれました。抜け出してフワッとするかと思いましたが、抜け出してからもしっかり走ってくれましたね」とレース内容を振り返った。「初戦としては今後につながる、いい走りができたんじゃないかと思います」と今後を見据えていた。