交通手段の錯誤により、3日の東京競馬の騎乗ができずに騎乗変更となった亀田温心騎手=栗東・フリー=が4日の阪神競馬で3鞍に騎乗。12レースの
イラーレ(牝4歳、栗東・北出成人厩舎)で勝利し、今年の7勝目を挙げた。
好位集団につけていい手応えで直線に向くと、勢いよく先頭に立ち、ゴール前での接戦を制した。亀田騎手は「気を抜くところがあるので、そこを気をつけました。よくしのいでくれました」と相棒をたたえた。
前日の3日は新幹線の運休により、空路で東京競馬場に向かう予定だったが、関西空港発の便を予約したものの伊丹空港に向かってしまい、予約した飛行機に乗れず到着が不可能となった。このため、騎乗予定だった東京11レースの
ディパッセ(5着)は北村宏司騎手が騎乗した。
このため、今日の勝利にも笑顔はなかったが、ウィナーズサークルでは時間の許す限り
サインを書き、集まったファンを喜ばせていた。