藤岡佑を背に精力的に併せ馬を行ったロータスワンド(手前)
「函館2歳S・G3」(15日、函館)
抜群の動きを見せた。3きょうだいによる同一重賞制覇を狙う
ロータスワンドは12日、函館芝で
スカーフェイス(7歳オープン)と併せ、5F67秒3-37秒2-11秒5の時計を記録。5Fで3馬身先行したとはいえ、最後まで余裕の走りで古馬に1馬身先着と、状態の良さをアピールした。
騎乗した藤岡佑は「1回使って期待通り良くなっています」と好感触。中竹師も「動きは変わってきた。姿、形もいいですね」と上積みを強調した。
厩舎ゆかりの血統だ。15年に半姉
ブランボヌール、19年に半兄
ビアンフェがこのレースをV。師は「馬の格好は姉、走り方は兄に似ているかな」と特徴を説明する。多少の違いはあるものの、高い素質を秘めているところは姉や兄に重なる。それは逃げ切って完勝した新馬戦の内容が物語っている。
「デビュー前から目指していたレースで、“三匹目のドジョウ”を狙いますよ」と笑顔で語った指揮官。3きょうだいによる同一重賞制覇となれば、皐月賞での41年セン
トライト、42年アルバイト、49年トサミドリ以来。快挙達成に向けての機運は高まっている。