勝負強さを発揮したニネンビーグミ(左)=撮影・中山伸治
「デイリースポーツオンライン特別」(4日、園田)
開催最終日の11Rで行われ、1番人気で4歳牝馬の
ニネンビーグミが激戦を制し、A1への昇級を決めた。2着は7番人気の
ニシノダンテが道中9番手から追い込み、3着には8番人気の
スナークスターが中団から直線で外を伸びて続いた。
終わってみれば、
ニネンビーグミの強さが際立っていた。「3走前の千二はゲートでミスをしたが、この距離でもやれるのを証明できた」と田中学。3歳時には牝馬重賞を2勝。素質馬がついに本格化の時期を迎えた。
ポケットロケット、
スマートメイスとのハナ争いを制して
ニネンビーグミが逃走。「ハナだけは狙っていた。3角から急にペースが速くなって苦しかったが、差し返して根性が違う」と鞍上。3角から
スマートメイスが先頭に立って一騎打ちの展開になったが、直線に入ると
ニネンビーグミが巻き返した。
この勝利で次走からは最上級のA1に格付けされる。「オープン馬になるので、重賞に挑戦していきたい。ふさわしいレースがあれば、他場への遠征も」と松平幸師。兵庫競馬の女王が全国制覇へと乗り出す。