今年のキングジョージ、凱旋門賞を制したディラントーマス Dylan Thomas(牡4、愛・A.オブライエン厩舎)が今季限りで現役を引退し、来年から愛・クールモアスタッドで種牡馬入りすることがわかった。種付料などは未定。
ディラントーマスは、父デインヒル、母Lagrion(その父Diesis)という血統の愛国産馬。半姉に01年チェヴァリーパークS(英G1)を制したクイーンズロジック Queen's Logic(父Grand Lodge)がいる。
昨年は英ダービー(英G1)3着後、愛ダービー(愛G1)でG1初制覇を飾り、愛チャンピオンS(愛G1)も制覇。今年に入ってもガネー賞(仏G1)、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(英G1)、2連覇を達成した愛チャンピオンS、凱旋門賞(仏G1)と、各国でG1勝ち。今後はジャパンC(GI)や香港C(香G1)にも登録を行っているが、現地時間27日に行われるBCターフ(米G1)が最後のレースになる予定。キングジョージ、凱旋門賞、BCターフを全て制した馬は過去におらず、勝てば史上初の快挙になる。通算成績18戦10勝(重賞7勝)。