先週の中山、阪神で2歳新馬戦が計8レース行われ、土曜阪神4Rでは
ダノンマッキンリーが2番手から危なげなく抜け出して快勝した。勝ち時計の1分21秒2は阪神芝1400mの2歳新馬戦で歴代最速タイ。気性的な若さを感じさせた一方、フットワークが素軽く、Vに導いた川田も「これからの成長が楽しみな馬」と評価した。
先週の新馬勝ち馬評価一覧
ダノンマッキンリー(牡、父
モーリス、栗東・藤原)
土曜阪神4R・芝1400m、川田「体も精神面もまだまだ幼いので、これからの成長が楽しみな馬です」(レース評価A、将来性★★★★)
サイレント(牝、父
エピファネイア、栗東・杉山晴)
土曜阪神5R・芝1800m、松山「調教のときからいい走りをしてくれていて、きょうもスタートは良かったですし、持ったままでハナに行けました。ハナではあったんですが、しっかりためることができて、4角ではスッと反応して突き放してくれました。一瞬の脚もありますし、強い競馬をしてくれたと思います」(B、★★★★)
ジューンブレア(牝、父
アメリカンファラオ、栗東・武英)
日曜中山3R・芝1200m、武豊「ケイコで動けていたし、レースもスムーズ。細かい修正点はありますが、走ることに対しての能力はありますね。距離はマイルぐらいまで問題ないです」(B、★★★★)
メイショウホウレン(牡、父
エスポワールシチー、栗東・安達)
日曜阪神3R・ダート1200m、吉田隼「調教でも十分動いていました。まだ、物見をしたりと子どもっぽいところがあり、最内なので気にする部分は多かったですが、レースではちゃんと本来の走りができました。まだ、粗削りなのでこれからいろいろな競馬を覚えてくれればと思います。現状、いろいろあるなかでよく頑張ってくれました」(B、★★★)
カズゴルティス(牡、父
アルアイン、栗東・杉山晴)
日曜阪神5R・芝2000m、和田竜「ケイコに乗せてもらっていい感触をつかんでいましたし、ゲートが決まれば自分のペースで行こうと思っていました。少しガムシャラなところはあったけど、2角で物見をしてうまくハミが抜けたのが良かったです。中距離が合っていますね。まだ緩さがあり、これからもっと良くなってきそうです」」(B、★★★)
ロンドンアームズ(牝、父
グレーターロンドン、美浦・伊坂)
土曜中山5R・芝1600m牝馬限定、三浦「気持ちのオン、オフがはっきりしている馬なので、前半にスイッチを入れないように、最後にオンになるように心掛けていました。位置を取りにいきながらもコントロールが利いていたし、狭い所を割った根性は素晴らしいですね。いい瞬発力でした」(C、★★★)
ヴェルトラウム(牡、父
ミッキーロケット、美浦・西田)
土曜中山6R・ダート1200m、戸崎圭「ゲートが開いたときに驚いて、出はひと息でしたが、二の脚でカバーしてくれました。その後はスムーズでしたし、手応え良く回ってこられました。新馬戦の割にいい内容で勝てたと思います」(C、★★★)
スティックバイミー(牝、父
ルーラーシップ、美浦・伊藤大)
日曜中山5R・芝1800m、坂井「先生からいい馬と聞いていました。スローでも折り合いはつきましたし、素直で乗りやすいですね。ここを使って一段上がればいいです」(C、★★★)
(レース評価は馬サブロースタッフによるS、A、B、C、Dの5段階。将来性評価は★5が最高)