ディープインパクト産駒が2750勝到達 サンデーサイレンスを超え歴代単独1位

2023年10月08日 11:30

ラストランとなった06年有馬記念でのディープインパクト(撮影:下野雄規)

 8日、京都競馬4Rで行われた3歳上障害OP(障害3170m)にて、西谷誠騎手騎乗のロックユー(セ5、栗東・中内田充正厩舎)が勝利。これにより、ディープインパクト産駒のJRA通算勝利数が2750勝に到達し、サンデーサイレンス産駒の2749勝を超えて歴代単独1位となった。

 ディープインパクトは父サンデーサイレンス、母ウインドインハーヘア、母の父Alzaoという血統。全兄にキタサンブラックなどの父として知られるブラックタイドがいる。

 04年12月のデビューから圧倒的な能力で次々に白星を重ね、05年には無敗クラシック三冠を達成した。古馬になってからも活躍を続け、通算ではGI・7勝。武豊騎手とのコンビは社会現象を巻き起こし、「至宝」「英雄」「日本近代競馬の結晶」などと称された。

 種牡馬としても類まれな成績を残し、11年連続でリーディングサイアーを獲得。日本ダービー馬を7頭送り出したほか、産駒のGI勝利数(海外含む)は100を超える。また、12年には産駒のジェンティルドンナが牝馬三冠を達成。20年には、コントレイルが史上初となる“父仔で無敗クラシック三冠”を達成し、牡牝両方で三冠馬を送り出す。名の通り、日本競馬に深い衝撃を与え続けた。

 産駒は徐々に数を減らしているが、海の向こうではオーギュストロダンが英・愛ダービーW制覇を達成するなど、依然として勢いはとどまるところを知らない。JRAでも約160頭が現役。さらに記録を伸ばしていくことは確実で、今後も1鞍、1鞍から目が離せない。

【種牡馬別JRA通算勝利数ランキング】

1位 ディープインパクト 2750勝
2位 サンデーサイレンス 2749勝
3位 キングカメハメハ 2202勝
4位 ノーザンテースト 1757勝
5位 ブライアンズタイム 1711勝
6位 フジキセキ 1527勝
7位 ハーツクライ 1496勝
8位 クロフネ 1486勝
9位 サクラバクシンオー 1435勝
10位 ライジングフレーム 1379勝

(成績は10月8日の京都4R終了時点)

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