前走のクイーンSを制したドゥーラ(撮影:山中博喜)
クイーンSを制したドゥーラ(牝3、栗東・高橋康之厩舎)が、秋華賞(3歳牝・GI・芝2000m)でGI初制覇を目指す。
ドゥーラは父ドゥラメンテ、母イシス、母の父キングヘイローの血統。伯母のクリスマスは13年の函館2歳Sを制している。
ここまで8戦3勝。デビューから斎藤新騎手とコンビを組み、昨夏の札幌で未勝利、札幌2歳Sと連勝した。その後、阪神JFが6着。戸崎圭太騎手に乗り替わり、チューリップ賞が15着、桜花賞が14着と苦戦が続いたが、斎藤騎手に手が戻ったオークスで3着に激走。一介の早熟馬でないことを示した。さらに前走のクイーンSは、勝負所で外を回しながら悠々の差し切り。実績十分の古馬を倒し、地力強化を印象付けた。
今回は3戦連続で完敗を喫しているリバティアイランドとの再戦となるが、古馬と戦った経験も武器にして、どこまで食い下がれるか。勝てば高橋康之調教師、斎藤新騎手はともにGI初制覇。メモリアルな一戦となることを期待したい。