昨年の府中牝馬Sを制したイズジョーノキセキ(ユーザー提供:イシケンさん)
イズジョーノキセキ(牝6、栗東・中村直也厩舎)が、府中牝馬ステークス(3歳上・GII・芝1800m)に連覇を狙って参戦する。
イズジョーノキセキは父エピファネイア、母キングダンサー、母の父キングカメハメハの血統。3勝クラスで足踏みが続いたが、昨年6月の垂水Sで1年4カ月ぶりの勝利を挙げて、オープンに昇級。続く府中牝馬Sは12番人気の低評価だったが、ソダシをアタマ差捕らえて重賞初制覇を果たした。その後は6戦して未勝利だが、昨年の有馬記念では4着に大健闘。ここ2戦もクイーンSが5着、札幌記念が7着なので、大きな衰えはなさそうだ。
府中牝馬Sは牝馬限定戦ということもあって、若い馬の活躍が目立つ一戦。1800mでの施行となった96年以降に限れば、6歳以上の馬は[0-3-3-56]と1頭も勝っていない。イズジョーノキセキが連覇で歴史をつくるか。ベテラン牝馬の走りに注目したい。