最終追い切りでスターチョウサンとコンタクトを取った武豊
「新馬戦」(15日、京都)
JG19勝と圧倒的な強さを誇った障害界の絶対王者
オジュウチョウサンの半妹
スターチョウサン(牝2歳、美浦・小島)が、日曜京都5R(芝1800メートル)で初陣を迎える。当初は8月に札幌でのデビューを予定していたが、馬房内で軽微なトラブルがあったため、目標を秋に切り替え、一度放牧に出して入念な調整を重ねた。小島師は「体はまだまだ緩いですが、息遣いはいい。走れる要素は十分にある」と手応えを伝えた。
手綱を取るのは名手・武豊。12日には栗東坂路の最終追いにも騎乗し、4F53秒8-39秒1-13秒2を計時した。目立つ時計ではなかったものの、「まだ非力な感じはあるけど、フットワークは悪くないし、息もいい。これから使ってもっと良くなる感じ」と将来性を評価。兄の
オジュウチョウサンとは、18年有馬記念(9着)にも挑戦。「3度一緒に乗ったね。体の柔らかさや身のこなしなんかはとてもよく似ています」と、兄譲りの素質の高さにうなずいた。
「注目されると思いますが、温かい目で見ていただければ」。ジャンプ界のレジェンドの妹は、これからどんな物語を見せてくれるのだろうか。(デイリースポーツ・小田穂乃実)