2着馬との接戦を制したエルサビオ(左、カメラ・高橋 由二)
10月15日の京都5R・2歳新馬(芝1800メートル=15頭立て)は、2番人気の川田将雅騎手騎乗の
エルサビオ(牡、栗東・中内田充正厩舎、父
レイデオロ)が好スタートから先手を取り、直線では2着馬とのマッチレースを制してデビュー勝ちを飾った。勝ち時計は1分49秒9(重)。伯母には01年のエリザベス女王杯を勝ち、同年のドバイ・ワールドCでも2着に健闘した
トゥザヴィクトリーがいる。
1番人気の
インファイター(クリストフ・ルメール騎手)が鼻差の2着。さら1馬身半差の3着に5番人気の
イルデポート(松山弘平騎手)が入った。
川田は「まだ色々と幼く、外へ流れてしまいながらですけど、何とか勝ち切れたのはありがたいですね」と振り返った。 管理する中内田調教師は「幼さを見せながら勝ち切ってくれました。この馬のポテンシャルですね。道中でフワフワしていましたが、2着馬が来てくれて助かりました。放牧の予定ですが、一度、様子を見て」と課題を口にしつつも、先を見据えていた。