23日、京都競馬場で行われた京阪杯(3歳上、GIII・芝1200m)は、武豊騎手騎乗の1番人気{horse=2002105980:サンアディユ}(牝5、栗東・音無秀孝厩舎)が、好スタートから道中は2番手を追走。直線に向いて抜け出すと、外から差を詰めた4番人気ペールギュントを1/2馬身差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分07秒9(良)。さらにハナ差の3着には2番人気カノヤザクラが入った。
勝ったサンアディユは、父フレンチデピュティ、母シェリーザ(その父Caerleon)という血統。05年4月のデビュー以降、ダートの短距離を中心に活躍していたが、初の芝レースとなった今年7月のアイビスサマーダッシュ(GIII)で重賞初制覇。その後は芝の短距離戦線に活躍の場を移し、9月のセントウルS(GII)を圧勝してサマースプリントシリーズチャンピオンに輝いた。1番人気で臨んだ前走のスプリンターズS(GI)は2着。今回は武豊騎手と新コンビを組み、57kgを背負っての出走だった。通算成績17戦8勝(重賞3勝)。
鞍上の武豊騎手はメイショウサムソンで制した天皇賞・秋(GI)に続く今年のJRA重賞13勝目で、通算249勝目。管理する音無秀孝調教師はサンアディユで制したセントウルSに続く今年のJRA重賞6勝目で、通算では27勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。