競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
先週の土曜は東西で芝1400mの2歳重賞が行われ、京王杯2歳Sは
コラソンビート(牝、加藤士)が見事な差し切りでV。加藤士厩舎は重賞初制覇となりました。おめでとうございます!これで
スワーヴリチャード産駒も重賞初制覇となりましたが、勢いはとどまるところを知りませんね。そして
ボンドガール(牝、手塚)が勝った新馬戦から2頭目の重賞勝ち馬となります。
チェルヴィニア(牝、木村)の次走はまだ発表されていませんが、阪神JF(12月10日・阪神、芝1600m)になるとすれば、
ボンドガール、
チェルヴィニア、
コラソンビート、
キャットファイト(牝、上原博)がG1で再び相まみえるということになります。とんでもないことだと思いますし、また今後も活躍馬が増えていく可能性が高いですから、長く語られる「伝説の新馬戦」かもしれませんね。まずは順調にレースまでたどり着いてほしいですし、力関係が変わっているのかどうかも非常に興味深いです。楽しみですね。
出世レースの百日草特別は
アーバンシック(牡、武井)が素晴らしい末脚で2勝目を飾りました。アイビーSでも牝馬の
レガレイラ(木村)が人気を集めて、勝ったのが牡馬の
ダノンエアズロック(堀)。やはり中距離になると牡馬の体力が優勢になる気もします。次走は未定ですが、来年が楽しみになるレースでしたね。2着の
マーゴットソラーレ(牡、伊坂)も内容的には勝ちに等しかったと思います。次走はまだ未定ですが、葉牡丹賞(12月2日・中山、芝2000m)あたりが視野に入っている模様。
サウジアラビアRCで3着だった
シュトラウス(牡、武井)はモレイラ騎手とのコンビで東スポ杯2歳S(18日・東京、芝1800m)へ向かうと発表がありました。なかなか難しい馬ではありますが、名手がどんな手綱さばきを見せるか注目したいですね。
POGドラフトで人気となっていた
インクルージョン(牡、堀、父ハーツクライ、母インクルードベティ)は順調に追い切りを消化。12月3日の中京芝1400mでのデビューを視野に入れていますが、仕上がり次第ではスライドする可能性もあるとのこと。
10月29日東京の新馬戦(芝2000m)を勝った
ジオセントリック(牡、手塚)は残念ながら骨折が判明。しばらく休養することになりました。
アルシミスト(牡、木村、父
オルフェーヴル、母ミセスワタナベ)は26日の東京芝1800mを目標に調整が進められる。
マーシャルポイント(牡、木村)は25日東京芝1800mの未勝利戦で復帰。
セレクトセールで1億円(税抜き)の値がついた
ショウナンアムロ(牡、尾関、父ハーツクライ、母ファタルベーレ)は18日東京芝2000mを横山武でデビュー予定。
モンテレオン(牡、尾関、父
スワーヴリチャード、母セレスタ)は26日東京芝1800mの新馬戦を予定している。(馬サブロー美浦支局・木村)