ツルマウカタチ(中)がゴール前でピックアチェリー(右)をハナ差交わす。左は3着のテウメッサ(カメラ・高橋 由二)
11月26日の東京2R・2歳未勝利戦(芝1600メートル=18頭立て)は、1番人気の
ツルマウカタチ(牡、美浦・手塚貴久厩舎、父
ヤングマンパワー)が、デビュー4戦目で初白星を挙げた。新種牡馬の
ヤングマンパワーは、うれしい産駒JRA初勝利となった。勝ち時計は1分35秒1(良)。
内の2番枠からスタートはひと息だったが、二の脚がついて3コーナーまでには5、6番手まで進出した。内ラチ沿いをぴったりと回り、直線では最内から追い出しを待たされる場面がありながら、進路が空くと鋭い伸び脚を見せて先に抜け出していた
ピックアチェリーを鼻差かわした。
モレイラ騎手は「内枠でスタートはそんなに速くなかったが、インでロスなくいけたのはよかったです。直線でスペースができなくて(追い出すまでに)時間がかかったが、スペースができると、とてもいい反応でした。スムーズではないなかで、勝ち切れたのはポテンシャルがあります」と、勝利を振り返った。