「チャンピオンズC・G1」(12月3日、中京)
ダートでもうひと花咲かせたい昨年の皐月賞馬
ジオグリフが仕上がりの良さをアピールした。美浦Wで追われ、追走する
レッドヴェロシティ(5歳3勝クラス)を3コーナー過ぎから徐々に離し、リードを確保したまま、1馬身先着した。6F85秒9-38秒5-12秒2を計時。気力がみなぎっていた。
見届けた木村師も納得の表情。「スタートからゴール。あるいはその先と、助手がブレーキをかけるまでアグレッシブに走れるかをテーマに、集中して走れていて狙い通り」と強調した。
芝ではG1を勝ったがダートではノンタイトル。「前走は本来の走りにほど遠かった。(今回は)本来の彼の良さが帰ってきた」と復活への手応えをつかんでいる。
<調教診断>2週続けて、美浦Wで僚馬を相手に意欲的な併せ馬を消化。1週前はビュイックを背に、8Fから一杯に追われる熱の入れよう。直前は馬なりながらも、先行してパートナーを引っ張り、最後まで集中力を切らさずに走り切った。攻めの強度、そして馬の活気は明らかに前回以上だ。