8日、中山競馬場で行われた2R・2歳未勝利(ダート1200m)は、吉田隼人騎手騎乗の5番人気ユキチャン(牝2、美浦・後藤由之厩舎)が中団追走から、直線では外に持ち出されると力強い伸び脚を披露し、6番人気ソシアルグレイシーに2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分13秒0(良)。さらに1.3/4馬身差の3着に4番人気タケデンオーが入った。
勝ったユキチャンは父クロフネ、母シラユキヒメ(その父サンデーサイレンス)という血統の白毛馬。全兄にJRA現2勝のホワイトベッセル(牡3、美浦・安田隆行厩舎)、半兄にシロクン(父ブラックホーク)がおり、母と兄は全て白毛。
7月8日のデビュー戦(福島・芝1200m)は2番人気に支持されたが14着に敗れており、今回はそれ以来の出走だった。通算成績2戦1勝。
白毛馬の勝利は全兄のホワイトベッセルに続くJRA史上2頭目。地方ではホワイトペガサス(南関東8勝)、ハクホウクン(南関東3勝)などが勝利している。