【地方競馬】スマイルウィがゴールドカップを連覇

2023年12月21日 18:55

 ゴールドカップを制したスマイルウィ

 「ゴールドカップ・S1」(21日、浦和)

 単勝1・3倍。堂々の横綱相撲で、1番人気のスマイルウィが連覇締め。悲願の交流重賞Vへ向けて、またひとつ勲章を積み上げた。2着には5番人気のブラックパンサー。3着には3番人気のアマネラクーンが入った。

 プラス12キロの馬体増もお構いなし。スマイルウィが貫禄の違いを見せつけた。抜群のスタートを切ったが、外からジョーパイロライトがハナを奪い、これにジャスティンが掛かり気味に2番手。2頭を見ながら虎視眈々。3角過ぎでジャスティンが先頭に立つと、その外からスパートを開始。ラスト100メートル手前でパスすると、最後は手綱を抑える余裕でライバルを一蹴した。

 落馬負傷から復帰して1カ月半。まだ完全には傷口が癒えないと言う矢野貴だが、「この馬に乗る時は毎回緊張するんですけど、返し馬に乗ると安心できるんです。3、4角は抜群の手応えでした」と笑顔。自身にとっては02年高崎デビューから22年目で、区切りの重賞V50に到達。「戦ってきたライバルたちが、そのあとデカいところを取っているし、この馬自身もさらに大きなところを狙いたい。充実した一年になるように願っています」と、自らにもいい聞かせるように誓った。

 その思いは張田京師も同じ。今年は2つの交流重賞に挑んでいずれも2着。「来年は何としても(交流重賞を)取りたい」と力を込める。注目のローテが発表された。次走は、かきつばた記念(2月29日・名古屋)で、その後はさきたま杯-かしわ記念-オーバルスプリント。そして最終目標が佐賀で行われるJBCスプリントの予定。南関東屈指のスプリンターは、しばし厩舎で鋭気を養い勝負の一年に向かっていく。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。