23年中央競馬のラストG1となるホープフルS。「エクアのズバッと全頭評価」で、V
チューバー・樫桜華(かしおか)エクア=年齢非公表=がG1出走全馬について臨戦、調教、血統などを分析。2歳G1だけに、いかに伸びしろがあるかを中心に
ジャッジした。なお、出走が確定していた8枠17番
サンライズアース(牡2=石坂)は27日、左前挫石で出走を取り消した。
1枠1番
ゴンバデカーブース 前走の差し切りは鮮やか過ぎ。あそこまで切れると延長への懸念も不毛とは言えない。
1枠2番
ヴェロキラプトル いかにも仕上がり早く父の良さが前面に出ている。ただ現状での線の細さも否めない。
2枠3番
アンモシエラ ダート馬の見立てで正解。ひと昔前の中山芝ならともかく現代の中山芝はつらそうで。
2枠4番
アドミラルシップ 同厩舎の全兄と半姉が重賞勝ち。いずれも早期。
スカーレット牝系らしい仕上がり早。
3枠5番
サンライズジパング 走れば
ドゥラエレーデ再びとなる。攻め時計は抜群だが、そこまで求めていいものか。
3枠6番
シンエンペラー ソットサスの全弟が2歳G1で人気必至なのをうまくのみ込めない。ものが違うのか。
4枠7番
テンエースワン 現状は切れを欠いておりダート勝ち上がりも納得。今の芝だと上がりが速すぎる懸念。
4枠8番
インザモーメント 未勝利Vの内容は目立たないが、全兄が今年の菊花賞4着馬。奥はあるので成長待ち。
5枠9番
タリフライン 新馬Vの内容が、配合の重厚さよりずっと素軽い内容。父の産駒では最良の勝ち方で。
5枠10番
シリウスコルト 距離適性が不明で善戦型の量産が父のイメージで、馬券になるのは短縮時の気がする。
6枠11番
ショウナンラプンタ キズナと南米G1牝馬の配合で瞬発力の特化型か。ここは地脚を問われる組み合わせ。
6枠12番
ディスペランツァ 半兄
ファントムシーフと似て欧州志向。このレースは配合に米国要素が欲しい傾向で。
7枠13番
レガレイラ 資質の高さは申し分ないが、2戦目取りこぼすあたりに未完成感が漂う。成長の途上。
7枠14番
ホルトバージ 荒れ馬場の時代ならキャリアも武器になったが…。戦績通りジリっぽく短縮時が狙い。
7枠15番
ウインマクシマム わりと正統なキタサン産駒。前向きな牝系の
アシストもあり逃げて初V。展開向くか。
8枠16番
センチュリボンド 同父の
バスラットレオン的な意外性を見込めそう。マイルの方が良さげな印象も含め。
8枠18番
ミスタージーティー 先行ペースを差し切った前走と、配合から大物感は十分。早め完成に振れる予感あり。