「フェブラリーS・G1」(18日、東京)
回避馬が出たため、補欠3番手から繰り上がり出走を決めた
オメガギネスは14日、ルメールを背に美浦Wで最終リハ。気持ち良くス
トライドを伸ばすと、ラスト1Fは11秒3を刻んで半馬身先着を決めた。運も味方に、一気に頂点まで駆け上がる準備は整った。
東海S2着から出走枠に滑り込んだ
オメガギネスは、新鞍上のルメールを背に美浦Wへ。馬なりで6F82秒5-37秒4-11秒3を刻み、併せた
オンザライン(6歳3勝クラス)に半馬身先着。2週続けての好時計で状態の良さをアピールした。
◆C・ルメール騎手
-追い切りの感触は。
「スムーズな走りで最後は自分から動いてくれた。コンディションは
バッチリです」
-この馬のストロングポイントは。
「瞬発力ですね。冷静に走ったら、最後はすごくいい
スピードで加速することができます」
-除外の可能性もあったが、出走することができた。意気込みを。
「今年は
チャンピオンホースが海外遠征でいない。
ビッグチャンスの馬だと思っていたので出走できて良かった」
◆大和田成調教師
-前走後の雰囲気は。
「一生懸命に走る馬で疲労は出るけど、今回は回復が早かった」
-追い切りは2週続けて好時計。
「先週、今週の時計が予定より少し速くなったので、出走までにどのような影響が出るのか不安なところはあるけど、これくらいの時計で走れたので状態はいいです」
-2走前は東京マイルで3馬身半差の快勝。
「この舞台は一番、いい条件だと思います」
-今回はG1になる。
「重賞を勝ってないので胸を借りるつもりです。ただ、前々走のパフォーマンスがすごかったので、能力的にどのくらい通用するのか、不安な部分もあり、楽しみな部分もあります」
-指揮官もG1初制覇がかかる。
「そこは深く考えないようにしています。馬が無事で走ってくれればいいかな。それだけです」
【調教診断】デビュー前から体質の弱さがあり、厩舎としては今回に至るまで慎重に調整をしてきた。それだけに、中3週でどんな内容の追い切りになるか気にしていたが、併せ馬で6F82秒5-37秒4-11秒3をマークと、しっかり負荷をかけるケイコを実施。文句なしの動きで最後まで余裕はあったし、ゴール前の伸び脚は目を引いた。大舞台に向けてきっちり仕上げた印象だ。