新馬勝ち以来のコンビとなるジューンブレアと武豊騎手(撮影:下野雄規)
2週連続の桜花賞
トライアル制覇なるか。武豊騎手が
ジューンブレア(牝3、栗東・武英智厩舎)でフィリーズレビュー(3歳牝・GII・芝1400m)の10年ぶり4勝目を狙う。
武豊騎手はこれまでフィリーズレビューに24回参戦。レース名が4歳牝馬特別だった99年に
フサイチエアデールで初勝利。その後も07年に
アストンマーチャン、14年に
ベルカントで制し、歴代最多タイの3勝を挙げている。
今年のパートナーは
ジューンブレアだ。
American Pharoah産駒の米国産馬。自身が騎乗した昨年10月の新馬戦(中山芝1200m)は先団インから抜け出し、半馬身の着差以上の完勝だった。続くデイリー杯2歳Sは折り合いを欠いたものの、勝ち馬
ジャンタルマンタルからは0秒7差の7着。今回は200mの短縮で1400mかつ牝馬同士なら好勝負になっていいだろう。
武豊騎手は先週のチューリップ賞を
スウィープフィートで制したが、桜花賞
トライアルを同年にダブル制覇となれば自身初の快挙。さらにはデビューイヤーから38年連続のJRA重賞3勝以上となる。レジェンドが新たな記録を打ち立てるか、その手綱捌きに注目しよう。