キャロットC

【スプリングS】シックスペンス 好仕上がり 軽快な脚さばきに国枝師も満足げ「いい動き」

2024年03月14日 06:00

 美浦坂路で楽々と先着したシックスペンス(右)=撮影・園田高夫

 「スプリングS・G2」(17日、中山)

 センスあふれる内容で無傷2連勝。昨年暮れのひいらぎ賞から3カ月の休み明けとなるシックスペンスが13日、美浦坂路で軽快な脚さばきを披露して、好仕上がりをアピールした。

 エリカリーシャン(3歳1勝クラス)を半馬身ほど追走。軽快にラップを刻み、ラストで仕掛けられるとググッと加速。4F52秒7-38秒0-12秒3を計時して2馬身先着した。国枝師は「先週Wで併せて馬がピリッとしてきた。今週は坂路で末脚を伸ばす形。問題なく、いい動きでした。予定通りです」と満足そうにうなずいた。

 前走は2番手追走から、残り1Fで一気に差を広げる瞬発力を発揮。余力残しの手応えで楽々と制した。12キロ増とひと回り大きくなった馬体同様、緩急が利いた走りで精神面の成長も感じさせた。師も「余裕ある勝ち方だった。落ち着いた競馬でした」と評価する。

 1Fの距離延長となる今回は、クラシック路線かマイル路線かを見定める分岐点。指揮官は「馬の格好から距離は大丈夫そうだし、気性的にも乗りやすい馬だから」と距離延長は問題なしという見立てで、「ここで賞金を加算しておきたい」と先々の選択肢を広げたい考えだ。

 皐月賞戦線は絶対的王者不在の混戦模様。無傷3連勝での重賞制覇となれば、一気に主役候補へ躍り出ることになりそうだ。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。