昨年のスプリンターズSを制したママコチャ(昨年10月撮影、ユーザー提供:淳。さん)
昨年のスプリンターズSを制した
ママコチャ(牝5、栗東・池江泰寿厩舎)が、高松宮記念(4歳上・GI・芝1200m)でス
プリントGI連勝を狙う。
ママコチャは父クロフネ、母ブチコ、母の父キングカメハメハの血統。自身は鹿毛だが、祖母シラユキヒメを祖とする白毛一族の出身となる。母は4勝。全姉の
ソダシは20年の阪神JF、21年の桜花賞、22年のヴィクトリアマイルなど、GI3勝を含む重賞6勝を挙げている。
ここまで14戦6勝。オープン昇級後、マイル路線では壁に当たったが、距離を縮めて軌道に乗った。安土城Sでオープン初勝利を挙げると、続く北九州記念が2着。そして前々走のスプリンターズSで
マッドクールをハナ差抑え、GI初制覇を果たした。前走の阪神Cは5着に崩れたが、道中の行きっぷりを見る限り、出来が本物ではなかった印象。不利な外枠でもあったので、少なくとも力負けではない。
今回は休み明けになるが、早くからここを目標に定められているので、仕上がりに不安はない。高松宮記念がGIに昇格した96年以降、JRAス
プリントGI連勝は史上8頭目の記録。また、姉妹でGIを2勝以上となれば、姉
ダンスパートナー&妹
ダンスインザムード、姉
ヴィルシーナ&妹
ヴィブロス、姉
ノームコア&妹
クロノジェネシスに続き、史上4組目の偉業となる。必ずや勝利を収め、母の
ブチコ、さらには昨年10月に引退し繁殖牝馬となった姉の
ソダシに吉報を届けてほしい。
【過去のJRAス
プリントGI連勝】
・
フラワーパーク…96年高松宮杯→スプリンターズS
・トロットスター…01年高松宮記念→スプリンターズS
・
ビリーヴ…02年スプリンターズS→03年高松宮記念
・
ローレルゲレイロ…09年高松宮記念→スプリンターズS
・
カレンチャン…11年スプリンターズS→12年高松宮記念
・
ロードカナロア…12年スプリンターズS→13年高松宮記念→スプリンターズS
・
ファインニードル…18年高松宮記念→スプリンターズS
※高松宮記念がGIに昇格した96年以降