ゴール前の直線でローエングリン(後)を差し切り、中山記念をレコード勝ちしたサクラプレジデント=04年2月29日
02年札幌2歳S、03年札幌記念、04年中山記念と重賞を3勝したサクラプレジデントが3月15日に死んでいたことが19日、明らかになった。
ジャパン・スタッドブック・インターナショナルが発表した。24歳だった。同馬は北海道新ひだか町の新和牧場で繫養され、余生を過ごしていた。
父サンデーサイレンス、母セダンフオーエバーの鹿毛馬で、02年に美浦・小島太厩舎からデビュー。新馬勝ちを果たすと続く札幌2歳Sで重賞初制覇を飾り、続く朝日杯FSから03年のス
プリングS、皐月賞まで3戦連続の2着。皐月賞のゴール後、当時騎乗していた田中勝春元騎手(現調教師)が興奮した1着馬ネオユニヴァースの鞍上であるM・デムーロから頭をたたかれたシーンは、今でもファンの脳裏に刻まれている。
引退後はレックススタッドで種牡馬として繫養され、産駒には重賞3勝馬
サクラゴスペル、13年フラワーC覇者の
サクラプレジールなどの活躍馬がいる。