31日、名古屋競馬場で行われたマイル争覇(3歳上、ダート1600m、1着賞金240万円)は、安部幸夫騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.2倍){horse=2002102150:キングスゾーン}(牡6、愛知・原口次夫厩舎)が2番手追走から直線に入り抜け出すと、4番人気コスモスパーブに2.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分43秒2(良)。さらにアタマ差の3着に2番人気レオカーディナルが入り、3番人気ラントゥザフリーズは5着に敗れた。
勝ったキングスゾーンは、父キングヘイロー、母マチスマリン(その父Al Nasr)。叔母に04年マリーンC(交流GIII)を制したベルモントビーチがいる血統。
05年5月に美浦・阿部新生厩舎からデビューし、未勝利のまま同年11月に現厩舎へ移籍。転厩初戦から3連勝するなど着実に勝ち鞍を積み重ね、06年オータムスプリントC(金沢・ダート1400m)で重賞初制覇。昨年のサマーチャンピオン(交流GIII)で交流重賞勝ちを果たし、南部杯(交流GI)では地方馬最先着の4着に入っていた。通算成績48戦18勝(うちJRA6戦0勝、重賞3勝)。