12日、千葉県白井市のJRA競馬学校で、騎手課程24期生の卒業式が行われた。
今年の卒業生は伊藤工真くん、大江原圭くん、三浦皇成くんの3名。卒業生の中で、最も技術が優秀であった生徒に贈られる「アイルランド大使特別賞」は、三浦皇成くんが受賞。また、同日競馬学校の走路で行われた「卒業記念模擬レース」は、伊藤工真くんの騎乗馬(メイショウブンゴ)が優勝した。3名は騎手免許試験に合格すれば、3月からJRA騎手としてデビューすることとなる。今年の卒業生とスピーチの内容は以下の通り。
・伊藤工真(いとう たくま、美浦・古賀史生厩舎所属予定)
17歳、福島県出身
「競馬学校生活では、実技で自分の思ったとおりに乗れないことが多く、特にトレセン実習から帰ってきてからは、悩んでばかりの毎日でとても苦労した3年間でした。しかし、これからがまた新たな人生の始まりですので、初心を忘れず、常に向上心を持って、厩舎関係者、ファンの皆さんに信頼される騎手になれるよう、努力していきたいと思います」
・大江原圭(おおえはら けい、栗東・作田誠二厩舎所属予定)
17歳、茨城県出身
「競馬学校生活は、自分の夢を実現するために後押しをしていただいた、これからも決して忘れることのできない3年間でした。プロの騎手になったら、両親や今までお世話になった方々への恩返しができるよう、常に向上心を持ち、現状に満足せず、トップジョッキーの仲間に入れるように頑張ります」
・三浦皇成(みうら こうせい、美浦・河野通文厩舎所属予定)
18歳、東京都出身
「競馬学校生活当初は、とても厳しく感じる毎日でしたが、後期の厩舎実習において騎手のノウハウを色々と教えていただき、馬に乗ることの難しさと楽しさを改めて実感できました。今では、毎日充実した学校生活を送っていますが、それも今日で終わりだと思うと、寂しい気もします。3月に無事デビューすることができたら、騎乗する馬の全能力を出し、ひとつでも上の着順に持ってこられるように頑張ります」