【天皇賞(春)】父オルフェーヴルの衝撃大敗から12年 仔シルヴァーソニックが史上初の8歳戴冠なるか

2024年04月23日 18:15

3年連続の天皇賞(春)参戦となるシルヴァーソニック(昨年4月撮影、ユーザー提供:ぱんなこったさん)

 父の悔しさを晴らせるか。オルフェーヴル産駒のシルヴァーソニック(牡8、栗東・池江泰寿厩舎)が、天皇賞(春)でGI初制覇を目指す。

 シルヴァーソニックは父オルフェーヴル、母エアトゥーレ、母の父トニービンの血統。父は11年の牡馬3冠を制し、凱旋門賞では2年連続で2着となった歴史的名馬。しかし、12年の天皇賞(春)では生涯最低着順となる11着に敗退した。前走の阪神大賞典(2着)の3角で逸走。中間に調教再審査を受けることになったため、体調を崩したとされている。

 シルヴァーソニックはここまでオルフェーヴルの牡駒ではオーソリティに次いで2位となる4億3434万7400円を獲得している。22年のステイヤーズS、23年のレッドシーターフHCと長距離重賞を2勝。しかし、天皇賞(春)は一昨年がスタート直後の落馬で競走中止、昨年が3着と悔しい結果に終わっている。

 約11カ月ぶりの実戦だった前走の阪神大賞典は、自身初の2桁着順となる11着に終わったが、明らかに前哨戦仕様の仕上げだったので参考外でいい。この一戦と、競走中止となった2年前の天皇賞(春)を除くと、3000m以上では馬券圏内を外していない堅実派。父の「リベンジ」を果たし、史上初の8歳馬の戴冠となるか。古豪の激変に期待したい。

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