東京ダ2100mは好相性のテンカハル(昨年12月撮影、ユーザー提供:砂肝さん)
得意舞台でリステッド2勝目なるか。超高額馬の
テンカハル(牡6、栗東・矢作芳人厩舎)が、日曜東京10Rのブリリアントステークス(4歳上・リステッド・ダ2100m)に挑む。
テンカハルは父キングカメハメハ、母ジンジャーパンチ、母の父Awesome Againの血統。母は07年のBCディスタフなどG1を6勝した名牝。同年には米最優秀古馬牝馬に選ばれている。さらに半兄の
ポタジェは22年の大阪杯の覇者。半姉の
ルージュバックは16年の毎日王冠や17年のオールカマーなど、重賞を4勝している。この良血が評価されて、19年のセレクトセール1歳では2億9000万円(税抜)の高値で取引された。
デビューから芝を使われ、3勝クラスで足踏みが続いていたが、昨年からダートに転向して軌道に乗った。秋の日本テレビ盃では「ダート王」
ウシュバテソーロの2着。ブラジルCでオープン初勝利を挙げると、浦和記念も3着にまとめた。前走の東京大賞典はさすがに相手が強く、後方ままの7着だったが、リステッドやオープンなら力は上だ。
これまで東京ダ2100mは4戦2勝、2着1回と好成績。ブラジルCを制した時以来となる津村明秀騎手を鞍上に迎え、今後に弾みをつけるリステッド2勝目といきたい。